この記事ではタイトルのとおりフォルクスワーゲンの故障にまつわるお話を車種別にまとめて掲載していきたいと思います。
突然ですが、「フォルクスワーゲン」に対するあなたのイメージはどんなものがありますか?
色んなイメージがあってもいいと思いますが、例えば「カワイイ」「おしゃれ」「高級車」というような感じの意見が多そうな気がします。ネガティブなものでは「故障が多そう」「国産車より値段が高い」などがありそうですね。
人によっては「私にとっては高級車だし、一生縁のないクルマだわ」「周りに乗っている人も国産車より多くないし、自分には敷居が高そう」などなどあるかと思います。確かに、日本での輸入車に対するイメージはフォルクスワーゲンに限らず、なんだか買うには勇気のいるイメージも少なからずあるかもしれません。
これまで3台の輸入中古車を所有し現在もドイツ車を相棒に生活を送っている私の意見も交えつつ、フォルクスワーゲンの故障に対する解説を行っていきたいと思います。フォルクスワーゲンに興味はあるけど一歩を踏みだすことができないあなたへ、少しでも勇気を持って前を向いてもらえるような想いで執筆しています。
当記事ではポンコツはご紹介していないつもりですが、オーナーの管理次第でポンコツになる車はどの国でも同じなので(笑)、知識を吸収していくスタンスは忘れないでいて欲しいと思っていますね。私もまだまだ勉強中ですので、一緒にこれから学んでいきましょう。
VW(フォルクスワーゲン)のゴルフが故障する理由は何?
出典:Volkswagen Golf VI 2008/autogaleria
フォルクスワーゲンの代表選手としてあまりにも有名なのはゴルフですね。ゴルフは日本のみならず世界中で走っている姿を見かけることができます。そのくらいグローバルスタンダードの地位を獲得しているゴルフですが、数年おきにモデルチェンジを行っています。
当然年式的に10年を超える中古車も市場に出回っているのですが、それらをひとくくりにしてゴルフの故障について語ることなどできませんよね。そんな現状も考慮して、ゴルフに関しては記事をちょっと分けさせてもらっています。
ゴルフは現行モデルを「ゴルフ7」としているように、発売された順に数字が振られています。ゴルフ7の先代モデルはゴルフ6、というような感じの呼び方が常識とされているところがあります。私が執筆させてもらった記事ではゴルフ5とゴルフ6、そしてゴルフ7の3モデルについて絞込みさせてもらっています。
ゴルフ5以前のゴルフ4などについても書こうと思えば書けるのですが、独断と偏見でゴルフ4以前ではある意味マニアの領域に入ると感じています。実際ゴルフ4以前のモデルとなると年式的にも輸入車ビギナーにおすすめできる内容ではないですね。
そのレベルとは日常使いで苦労したりトラブルの発生率が高めであるという点があります。まずビギナーが手を出してはいけない領域だと私は思っていますので、輸入車の登竜門としてはゴルフ5とゴルフ6あたりがベターかなと思っています。
詳細は以下のリンクよりご覧になれます。
VW(フォルクスワーゲン)のゴルフ7は故障するのか?
出典:2017 Volkswagen Golf 7 Facelift/caricos
続いてゴルフの現行車種である「ゴルフ7」ですが、ゴルフ5や6とは別の記事として分けさせてもらっています。欧州車の維持に対する原理原則は5や6とあまり変わりませんが、もう少し突っ込んだ内容で解説をしています。
ゴルフ7の故障や維持の難易度という点で見てみると、一度車を買ってしまえばあとは国産車とほぼ同じような感覚で日常使いができるレベルのクオリティは持っています。むしろその辺の国産車より高い性能とポテンシャルを兼ね備えたクルマですので、高い次元で安定感があり長く付き合いやすいクルマだと思います。
ゴルフ7で輸入車を経験してからであれば、さらに他のメーカーの輸入車にもチャレンジしやすくなってくると思います。アルファロメオとか一生に一度くらいは乗ってみたいと思いませんか?ゴルフ7はあらゆる輸入車のベースとなりそうなクルマです。
詳細は以下よりご覧ください。
VW(フォルクスワーゲン)ポロの故障を防ぐ方法はある?
出典:2014 Volkswagen Polo Facelift: Exterior Changes/autoevolution
ポロもゴルフと同じくらい知名度の高いクルマとして有名でして、男性よりも女性からの支持を多く集めてるクルマですね。ポロもゴルフ同様に、日本でもかなりたくさん走っている姿を見かけることができるようになってきています。それほど人気が出てきているということですね。
ポロは2018年に入って新型が発表され話題となりましたが、より精鋭なデザインになりましたね。輸入車の良いところとしては新型モデルも先代モデルもデザインが良いという点です。中古車はただ古くさい、機能が低くて選ぶ価値がないとはならず、それぞれの良さがあって、新しいのもいいけど先代モデルもいいよね、という感じです。
中古車としては2001年の「9N型」とよばれるモデルから選べます。もちろんトラブルの少なさで言えば新しいモデルほど良いですが、9N型は現行と比べて丸目の4灯でポップなカラーリングが特徴で、2018年になっても十分可愛さを味わえます。
詳細は以下よりご覧になれます。
VW(フォルクスワーゲン)のUP!は故障せずに乗れる?
出典:nuevo Volkswagen Up GTI 2017 ahora con 115cv/taringa
フォルクスワーゲンの主力車種として忘れてはならないのがUP!です。このクルマもかなりの割合で見かけるようになってきまして、人気の高さが伺えますね。小柄ながらも造りの良さとデザインのポップさがウケてます。燃費もヘタな国産車よりいいのではないでしょうか。
もともと小型なクルマって「ちょっと使い」が便利なのでけっこう需要があったりしますが、UP!は見た目以上に走りの重厚感が高いので高速もガンガン走れます。もちろん感覚だけでなく実際の安定感もかなり高いものがありますので、安全性と利便性を高次元で両立させているすごいクルマだなと思います。
中古車で探すにしても年式的にまだまだ新しい個体が多いので、買ってから苦労する可能性も高くないと思います。もちろん女性にもおすすめできますが、多少クルマの中身やメンテナンスの知識も入れておいた方がいいと思いますね。全く知らない状態でメンテナンス丸投げだと車屋から搾取されかねませんからね。
具体的なメンテナンスや故障に関するお話は以下よりどうぞ。
VW(フォルクスワーゲン)DSG故障のリスクと対策は?
最近のフォルクスワーゲン車のオートマにはDSGというものが採用されていまして、これの故障を心配する人が後を絶ちません。買ってから故障するとその修理にウン十万という金額を請求された、という話がネットでは散見されていますね。
実際欠陥があったことは事実であり、わたしたち消費者としてはハズレをつかまされるのはまっぴらごめんです。それならば知識をつけ、なるべくハズレをつかまされないような策を考えていきましょう。
私としてはある程度線引きはできると考えていますが、それでもフォルクスワーゲンに対する恐怖があるならば評判のよいメルセデスやBMW、アルファロメオを選ぶという道もありますので輸入車そのものを諦める必要はないと思うのです。
とにかくDSGの詳細については以下で解説していますので、何かの参考になれば幸いです。
VW(フォルクスワーゲン)トゥーランの故障は防げるか?
出典:2015 Volkswagen Touran 1.6 TDI SE review/www.autocar.co.uk
ザ・スタイリッシュミニバンとはトゥーランのことでして、よくある凡庸なミニバンとは一線を画すオシャレさが特徴ですね。国産ミニバンの方が使い勝手は上という意見もありますが、そもそも買う気になれないデザインでは元も子もないですよね。
トゥーランと一口に言ってもゴルフやポロと同様、年式が古いものもあるので中古で探す場合は以下のリンクより詳細にて予備知識をつけていきたいところです。例え10年落ちでも輸入車独特の価値は十分に味わうことができると思います。
家族が多くても好きなクルマは妥協できない、そんなあなたにおすすめの一台です。
VW(フォルクスワーゲン)のルポは故障せず乗れる?
出典:VW Lupo/Seat Arosa (1997-2004) – Udany duet/http://namasce.pl
最近はあまり見かけなくなりましたがフォルクスワーゲンにはルポという癒し系なマスクのクルマもあります。ミニマルなデザインで異性受けが良さそうですね。カラーリングはポップな感じで私のような男性が乗ってもなかなか様になるのではないかと思ってます(笑)
そもそも中古車としてしか狙えないので価格も控えめではありますが、年式的にどうしても10年程度は経過している個体が多いのである程度のマイナートラブルには理解を示しつつ付き合っていく必要はありそうです。
それでも愛らしく何だか憎めない雰囲気のクルマなので、一度乗ってしまったら愛着が湧きやすいと思います。詳細は以下よりご覧ください。
VW(フォルクスワーゲン)のシロッコは故障するのか?
出典:VW UK August incentives for Golf, Polo and Scirocco/product-reviews
続いてフォルクスワーゲンのスポーツ系車種としてはシロッコという車があります。デザインは世界的有名デザイナーが手掛けていたりして何やら普通でない雰囲気を醸し出すシブいクルマですね。現在は販売が終了していて中古車でしか買えませんが、2ドアで多少不便でも他とは違うクルマに乗ってみたいという方にはおすすめですね。
記事ではハズレの中古車を見分ける方法も細かくお伝えしていますので、シロッコに興味のない人でも参考になりそうな内容で執筆させてもらってます。ぜひ一度ご覧ください。
VW(フォルクスワーゲン)イオスは故障するのか?
出典:Volkswagen Eos (2006 – 2014) Review/parkers
欧州メーカーは国産と比較してとにかくオープンカーの種類が豊富で、日本と比べて走る解放感を大事にする文化が伝わってきます。フォルクスワーゲンは日本語で「大衆車」という意味になりますが、造っているクルマは大衆車離れしたものもあります。
イオスは乗用車として扱うにはもったいないカッコよさがあり、ハードトップの開閉パフォーマンスもド派手です。走った感じもスポーティで楽しく、乗っている人も少ないので目立ち度は高いですね。程度の良い中古車が現存しているうちに、興味がある人は試乗だけでも行ってみる価値ありです。
詳細は以下よりご覧ください。
最期に…フォルクスワーゲンの故障率ってどうなの?という話
フォルクスワーゲンに限らず、「輸入車ってどのくらい故障するの?」であったり「ガイシャってまだまだ故障するんでしょう??」という話だったり、輸入車全般の故障にまつわる話はいまだに絶えませんよね。
フォルクスワーゲンはBMWに比べて故障するのか?とかベンツとBMWだったらどっちが故障が多いのか?という議論は実際のところ何パーセントだとも断定できないので不毛だ、ということをまずは理解していただきたいので、その根本的な話について私なりの持論を書かせていただいている記事があります。
そちらをまずは読んでいた上で輸入車のみならずクルマ全体に対する見方について、ちょっと立ち止まりながら考えていただきたいと思っています。カップ麺を食べ切るころには読み終わる程度のボリュームなのでさくっと読んでもらえると思います。詳細は以下よりご覧ください!
私が思うに日本の輸入車業界は更なる変革の時代に来ていると思っています。それはこれまでの古い常識が通用しない全く新しい世界です。右も左も見渡せば輸入車だらけ、という世界も一度は見てみたいですね。なら海外行けよ、という話ですが…(笑)
それでもクルマ業界全体のクオリティは日進月歩で成長してまして、そのうちベトナムや世界の輸入車も日本に進出してくる日がくるかもしれません。日本車もうかうかしていられませんね!これからは自分の好きなクルマに乗る時代になってくると思います。だって、乗れるだけのクルマならその辺に履いて捨てるほどありますから。
時代の変化を楽しみつつ、自分だけのクルマに乗りましょう。人生一度きりですからね。