欧州車の特徴は何がある?

 

筆者の木本(きもと)です。今回は欧州車の特徴とは?何がそんなにいいのか?というテーマでお伝えしていきます。大学3年になってから私は初めてのマイカーを買ってもらいましたが、その時はホンダの軽自動車でした。ところが半年もするとそのホンダ車に対する悩みが出てきました。それは腰がやたらと痛くなるということです

 

シートポジションを何度調整してもダメでした。これは腰痛を経験したことのない人には理解されないかもしれません。地面の突き上げを拾うと、腰の奥の方がグッ!グッ!と押されるような、重い痛みが襲うのです。大学に通うのもクルマでしかも遠距離だったので、悩ましい問題でもありました。

 

 

欧州車はシートから造りが異なる

 

そんな中で、私はOkwaveのある有名人の方の紹介で、欧州車に乗り換えるという決断をしました。私の初めての欧州車はオペルのアストラクーペというドイツのクルマです。横浜で納車された後、乗ってすぐには分からなかったのですが、家に着くころになっても腰が痛く無かったのです。片道200キロはあったのですが、それには本当に感動しました。改めて腰かけてみると、背骨のS字ラインを自然と支えてくれるような座り心地です。何よりすごいのは、段差を乗り越えたときのショックの伝わり方です。シートの中のあんこがしっかりしているせいか分かりませんが、腰というより内蔵まで衝撃がほとんど来ないのです。そのおかげかずっとつらかった腰痛の悩みも改善しました。

 

それからアルファロメオを筆頭にメルセデスベンツ、BMW、フォルクスワーゲン、アウディ、フィアットなどの欧州車、シトロエン、プジョー、ボルボなど乗る機会がありましたが、ほぼすべての車種でシートの座り心地の良さを体感しています。とりわけドイツ車とスウェーデン車のボルボなどはシートの造りがすぐれているという印象です。お尻と腰全体を包み込む余裕がかなりあります。スウェーデン車ではサーブなども素晴らしいですね。どの車にも共通していますが、見えないところでも手を抜かないという感じです。私の体験から言えば、欧州車の特徴としてシートの造りの良さというものがあるでしょう。ちなみにシートがしっかりしていて疲れにくいクルマとしては、私の弟が乗っているダッジもそうです。ダッジはアメ車ですが、長距離運転していても疲れにくいと言います。

 

 

デザインは特に派手ということはありませんが、中のクッションが程よい硬さに作られています。ダッジのラムトラックという車は決して豪華すぎるクルマではありませんが、コストダウンし過ぎない限界をよく見極めて結果的に良いシートになっています。シートはやわらかい方が良いと思っている方は意外と多いですが、ただやわらかいだけだと長時間座っているとうっ血してかえってお尻が痛くなります。ダッジのシートはそれも考慮されて作られているということが分かります。

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欧州車はボディ剛性が高くて安全?

 

これは私がまだアルファロメオ・フィアットのディーラーで働いていた時の話です。ある日上司から「信号待ちで後ろから追突された」という電話が会社にありました。その当時、上司が乗っていたのはアルファロメオ147という欧州車で、本国でもメジャーなイタリア車です。私もこのクルマを所有していたことがあります。通常、追突されるとその衝撃でむち打ちしてしまって首が痛くなりやすいです。でも上司は特に痛いところはないということで、その後普通に仕事をしていました。

 

アルファ147の損傷も後ろのバンパーを交換する程度の修理で済み、フレームまで歪んではいませんでした。ですが歪んでしまったのは追突してきた軽自動車の方で、その時のドライバーさんは「イタリア車って丈夫なんだねえ」と言って謝罪してくれたようです。これは当たり所の問題もあるかもしれませんが、軽自動車のフロントバンパーからボンネット、中のフレームまで押されてしまったらしく、衝撃のすごさを物語っていました。

 

むち打ちを回避しつつキャビンの変形を防ぐボディ剛性の高さ

 

その事故に関してはたまたま当たり所がよかっただけ、と思う人もいると思います。ディーラーで働いていれば、お客さんが事故を起こしたという場合も当然あります。ですが、少なくともアルファロメオとフィアットのお客さんでは事故で大けがして入院したという人は誰もいませんでした。それはなぜなのでしょうか。追突したりされたり、事故のパターンは様々あります。しかし共通しているのは、

 

  • むち打ちで首を痛めたという人がほぼいない
  • ボディの損傷はあってもキャビン(室内空間)まで変形しない

 

ということが挙げられます。これは欧州の安全基準の高さを表しているのかもしれません。考えてみると、日本ではスピードを出していてもせいぜい100キロ程度です。ですが欧州の高速道路ではその倍の速度域を想定しなければなりません。イタリアのアウトストラーダでは平均時速130キロ、ドイツのアウトバーンでは200キロ前後です。そのような過酷な速度で乗員の安全を確保したい場合、安全への配慮は欠かせないものになります。以上のことから欧州車の特徴として高い次元の安全性があると言えます。

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欧州車のデザインが良いと言われる理由は?

 

私は初めての欧州車としてオペルのアストラクーペというドイツ車を選びました。中古で13年落ちということもあって、学生でも頑張れば手の届く価格で買うことができます。他にも同じような価格でBMWやアウディの小型車であれば狙うことができます。私の場合はオペルという、日本では認知度の低いクルマを選ぶことになったのです。理由はシンプルで、見た瞬間に心にぐっと来たからです。

 

デザインの良し悪しに、13年落ちだからとか、メーカーが有名だからとか、そういう要素はあまり関係ないのかもしれません。国産車のデザインに関しては、あなたもご存知のことと思いますがなぜかしょっちゅうデザインが変わるのです。それはなぜなのでしょうか。国産メーカーが一番重要視しているのは、

 

  • とにかく新しいデザイン
  • 他社とは違う斬新で個性を狙ったデザイン
  • それなりに売れる見込みのあるデザイン

 

という点です。国産メーカーはデザインをどんどん新しくすることによって消費者の気を引いて、車の買い替えを促しやすくしています。他社よりとにかく新しいデザインを追い求めるという、その一点に集中しています。一見良いとこ尽くめなのですが、一方で新しいデザインを作るということは前のデザインが古くなるということでもあります。いたずらに新しいデザインを追い求めすぎた結果として、同時にこれまでのファンも失っているかもしれません。

 

「前のデザインの方がよかった」

 

このような残念な思いをする人も多いのではないでしょうか。同じ名前のクルマだけど、全然違うデザインになってしまったという悲しい歴史を今も繰り返しています。一方で欧州メーカーは真逆の視点を持っています。

 

  • 流行を意識しないデザイン
  • 伝統を守るデザイン
  • 美しい街並みに溶け込むデザイン

 

他社と違ったデザインや新しさを追い求める国産メーカーと異なり、あくまで保守的です。流行を意識したデザインは一時は目を引きますが、廃れるのも早いと思います。でも、流行を意識しなければ新しいデザインにするのは難しいものです。他社と比べてカッコよくではなく、自社の前モデルより良いデザインにするにはどうしたらいいのか?ということが根底にあります。そしてヨーロッパの美しい街並みは文化遺産なので、それを壊さないようなデザインのクルマを作り続けなくてはいけないという意識が強いのです。

 

欧州ではクルマも町の景観の一つとして考えられていて、決して手抜きなデザインは許されないのです。厳しいですがそのような文化によって生み出された欧州車のフロントデザインやボディラインはぎゅっと引き締まり、豊かなボリューム感のあるデザインが生まれやすいという良いサイクルが出来上がっているのです。そういった文化的背景が結果として世界中から評価され、欧州車のデザインの良さとして表れているのではないでしょうか。

 

本当に良いクルマとは何なのか?

 

欧州車の特徴についてお伝えしてきました。他にも特徴はたくさんあるのですが紹介しきれず申し訳ありません。もし今乗っているクルマが物足りなくて、愛着がわかないということがあれば、それはもしかするとあなたにとってふさわしいクルマが他にあるということかもしれません。車を選ぶ基準は人それぞれあるのは当然です。それは家族の意見によって左右されることもあると思います。

 

ですが、あなたが本当に大切にしたいクルマ選びの基準って何でしょうか?そのことについてもう一度考えてみることによって、今よりもっと納得できる車に出会えるかもしれませんね。あなたが良いクルマに出会えることを願っています。

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