出典:VW Lupo/Seat Arosa (1997-2004) – Udany duet/http://namasce.pl

 

筆者の木本(きもと)です。今回はフォルクスワーゲンのルポは故障せずに乗れるのか?というテーマでお伝えしていきます。ルポに興味のある方は以下の記事も参考になります。

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フォルクスワーゲンのルポは2001年~2005年頃まで日本で販売されていました。現在では後継車がなく、中古でしか購入できませんが当時としてはポロより小型のサイズでした。なのでフォルクスワーゲン車の中では最少のクルマだったのです。

 

ヨーロッパ車のセグメント分け(クラス分け)では最少のAセグメントにも関わらず、前席エアバッグに加えてサイドエアバッグまで標準装備でした。

 

世界一厳しいと言われるユーロNCAPでは4つ星を獲得し安全性も非常に高いです。さらになつかしさすら感じるクラシックな丸目4灯デザインと、ポップなカラーバリエーションによって特に女性に人気です。

 

 

外車は高級品でエコじゃない?

 

フォルクスワーゲンはガイシャだし高級そうでなんとなく手が出せないという人がいますが、ルポの中古車価格は走行5万キロ以下で内外装の状態の良いものでも20~30万円程度で狙えるようになってきました。

 

正直言って、乗り出し30万円の車はもはや高級とは言えない、立派な庶民の車であると思うのは僕だけでしょうか。むしろ贅沢な車というより、100万以上のローンを組んで買うエコカーよりも中古を買って再利用する方がエコですし、よほど庶民的ではないでしょうか。

 

とはいえルポに興味があっても「故障が怖くて乗れない」という方は多いと思います。それに外車ではメンテナンス等もどこに頼めばいいか分からないという悩みもあると思います。

 

私も初めてドイツ車に乗ったときは好きな車に乗れる喜びの他に、半分不安もありました。これまで国産車に乗った経験しかない人は戸惑うことも多いかもしれませんが、相手はヨーロッパから来た車ですからそれは当然のことです。

 

メンテナンスの方法やマイナートラブルなど、ヨーロッパから来た車なので日本の常識とかけ離れた部分もあるかもしれませんが、あとはあなたがそれを知ったうえで受け入れられるか?というところが大切ではないでしょうか。私がお伝えできるのは全体のほんの一部ですが、何かのご参考になれば幸いです。

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フォルクスワーゲンのルポの想定外の故障を回避するメンテナンスは?

 

ルポは中古でしか購入できず、年式的にもすでに10年以上が経過しています。黙っていても新車より確実にゴムパーツや電装系のパーツの消耗が進んでいます。これはフォルクスワーゲンだしガイシャだから、というわけではなく国産車・輸入車全ての車で言えることです。

 

例えば窓ガラスがある日突然落下して閉まらなくなる「窓落ち」というトラブルは僕の知っているかぎりでは国産・輸入車問わず発生するトラブルの代表です。

 

もちろん窓落ちが起きない個体の方が圧倒的に多いのですが、長く乗っていればどんな車でもそれなりのトラブルはあるものです。

 

運悪くなってしまった場合は「中古車だしもう古いしね」と諦められる心の余裕か、窓が落ちて応急処置ができるように車にマスキングテープを常備しておくという方法、購入予算の一部を残しておくという事も精神的な保険にはお勧めです。

 

個人的な見方ですが、ルポ程度の年式の車であれば両窓とも落ちてしまうほど故障が起きやすいというのも稀だと思います。なのでこれからルポを購入する人には、「まあそんなに肩肘張らずにまずは付き合ってみなよ」と一言言ってあげたいですね。

 

ですがクルマは走行距離が重なればいろんなところが摩耗しますので、走行距離ごとに必ずやっておかなくてはいけないメンテナンスというものがあります。

 

それを知らずに中古車を乗りっぱなしにする人はある日とつぜん「故障だ!!」とテンパってしまうという事なんです。でもいわゆる故障っていうのは大半がメンテナンスすべき部分を怠ったがゆえに起こるものなんですね。

 

具体的に言いますと、まずは足回りのブッシュ(ゴムパーツ)の劣化ですが、ここは本来であれは国産車でも5万キロ前後で交換が理想な消耗品です。

 

具体的にはルポであればフロントのショックアブソーバーとアッパーマウントというパーツが一番劣化が起きやすく、購入と同時にリフレッシュしておきたい部分になります。更に予算が許せばバンプラバーやスタビライザーリンクという細かいパーツも交換しておくと、乗心地や安定性に関しては新車とそん色ない次元にまで復活します。

 

難しいワードが連発していると思いますが、意味を理解するよりまずは「走行距離ごとにそういう名前のパーツが交換時期なんだ」ということを頭にいれておくことがポイントです。

 

電装系に関してはバッテリーに加えてスパークプラグ、プラグコード、イグニッションコイルなどの消耗品を購入と同時に新品にしておきたいですね。

 

これらの消耗品は5万キロ毎に定期的に新品交換しておきたいもので、ここの交換をサボってしまうとそう遠くないうちにエンジンがかからない、走行中にエンジンが引っかかる感じがするなどのトラブルが起きます。

 

ブレーキ周りではルポであればフロントのブレーキパッドの残量は要確認で、ブレーキパッドセンサーはパッドの交換と同時交換がお勧めです。ブレーキディスクの摩耗もチェックしてもらって、状況に応じて交換が必要になります。これもだいたい走行5万キロ前後です。

 

加えてエンジン関係ではタイミングベルトキットとウォーターポンプとサーモスタット、カムシャフトセンサーとクランクシャフトセンサー、ヘッドカバーガスケット、ブローバイホースなども、実はクルマに乗る上では知っておかなくてはいけない代表的な消耗品です。

 

これらもだいたい5万キロ前後で寿命が来てしまう消耗品で、放っておくとエンジン本体の損傷につながる大切なパーツも含まれています。

 

そして車の汚れをこしとる役割をする各種フィルター類では、エアフィルターとフューエルフィルター(燃料フィルター)、ATFフィルター(トランスミッション)などもだいたい5万キロ前後でリフレッシュしておきたいですね。

 

クルマも人と同じで常に外の空気を吸い込んでいますが、そのまま吸い込むと大きいほこりなどを吸ってエンジンが故障していますので、その空気の汚れをカットするのがエアフィルターですね。

 

エアコンのフィルターも定期的にお掃除すると思いますが、クルマも一緒というわけです。意味を知ると「なあんだ」という感じですよね。ガソリンも給油したらそのままエンジンに流れるのではなくて一度フィルターを通して汚れをカットしています。

 

そのフィルターも汚れが詰まってしまうとガソリンも流れにくくなってしまいますよね。だから定期的に交換が必要なんです。

 

ATFフィルターと聞くと難しそうですが、これも汚れをカットするためのフィルターですね。普段は全くノータッチのオートマに関するメンテナンスかもしれませんが、オートマだってメンテナンスなしではいつか故障させてしまいます。

 

実はオートマにもフィルターがついているんですが、この交換をサボってしまうと大変です。ルポのオートマでは5万キロごとにATFという潤滑液と、フィルターも新品にリフレッシュしてあげることによって新車同等の乗り味が復活します。

 

さらにオートマ本体の故障やトラブル予防という観点でも非常に重要な意味を持ちますので、ぜひ購入と同時にATFとフィルターを同時交換してもらうことをお勧めします。

 

これ以降も走行距離が8万キロ、10万キロごとに消耗品がありますが、詳しくは他のフォルクスワーゲン記事にて紹介していますので、中古のルポの購入を真剣に考えている人は一度ご覧ください。

 

ここまでお読みいただいた方で勘の良い方であれば「5万キロに消耗品交換が集中する」ということが読み取れると思います。そしてそのことはある事実を示しています。それは5年目以降の車検は高額になりやすいという事です。このことは国産、輸入車に関わらず起こっています。

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フォルクスワーゲンに乗ってみたい…けどどうしても一歩踏み出せない。

 

ここまで読んでいただいてルポのメンテナンスや故障の原因について何となく、ぼんやりと理解してもらえたことと思います。そして車のことは全く分からなくて維持していけるか不安という気持も持っていることと思います。

 

そんな場合、残る候補はだいたい二つに決まっています。それは妥協して故障の不安がない国産車を買う(実際に故障するかは別として、不安感の度合の問題)。もしくは勇気を振り絞って好きなルポを選ぶという道です。

 

今や日本で走っているクルマの90%超が日本車です。それは日本が原産だからという理由以上に「ある原因」があると思います。それは「外車は故障するもの」「日本製が世界一」という噂ばかりで根拠のない話をバブルの時代から刷り込まれてきたこともあります。

 

2018年になっても未だにそのような考えが根強いのです。何より人は、人と同じものを見につけて安心したがる習性を持っています。あなたの近所を走っているクルマをじっくり観察してみてください。そのほとんどが日本車だと思います。みんな考えることは一緒で、「日本車なら何となく安心」だと思っているのです。

 

でも心の中では「輸入車に乗ってみたい」という気持があるのです。ですがもし輸入車を選んでしまったらとみんなと違ってしまって安心できないので、最終的にはみんな日本車を選んでしまうのです。

 

そうしてみんな車を乗るうえでこの上ない安心感を手に入れていきますが、実は安心の反対に待っているものは「退屈」なのです。

 

あなたも心のどこかで今の現状に退屈してしまって、無意識のうちに満たされない気持ちを埋めるために刺激を求めていないでしょうか。そんな今だからこそ、まだ見ぬ外の世界に足を踏み込んでみる価値があると思いませんか。

 

大手中古車サイトの輸入車カテゴリーを見てみると分かりますが、日本のメーカーの数よりはるかに世界のメーカーの方が多いことが分かりますよね。それなのになぜ日本のメーカーにこだわっているのでしょうか。今は品質で言えば日本車もヨーロッパ車も大差ないところまで来ていると思います。

 

むしろ国産車は目に見えるコストダウンやあまりかわいいとは言えない内装デザインが乗っていて悲しい生活臭を連想させます。なので買ったとしても仕事や家計のやりくりに追われるような現実世界が今までどおり広がっていくだけです。生活も車も妥協するのですから、そうなるのは当然です。

 

ですがルポの運転席に座ってひとたび街に繰り出せばそれはまるで海の外へ旅行しにいくような世界観が広がっていくのです。いつもの日常から一歩外へ進んでいく感覚はまるで免許取り立てのころのようなワクワク感に満ち溢れているのです。

 

毎朝駐車場に止まっているルポに会えるだけで、仕事に行くにも幸せな気持ちになれると思いませんか?

 

長く付き合っていれば多少の故障やトラブル、ハードルなど大変なシーンに出くわすこともあるかもしれません。それでも心底惚れたクルマのためだったら人は乗り越えていける力を持っていると思います。あなたにとって最高の車に出会えることを願っています。

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