出典:2017 Volkswagen Golf 7 Facelift/caricos

 

筆者の木本(きもと)です。今回はVW(フォルクスワーゲン)のゴルフ7は故障するのか?というテーマでお伝えしていきます。ゴルフ7に興味のある方は以下の記事も参考になります。

フォルクスワーゲン故障の全貌!車種別解説まとめ

フォルクスワーゲンの故障率はヤバい?その真相に迫ります

VW(フォルクスワーゲン)ポロの故障を防ぐ方法はある?

フォルクスワーゲンのゴルフシリーズは言わずと知れた欧州車の代名詞とも言える存在です。欧州のみならず世界中で人気のあるクルマで、昔からオペルやアルファロメオ、BMWなどとヨーロッパスタンダードの座を争ってきました。

 

欧州Dセグメントはライバルが多く、各社とも一番力を入れていますのでそのメーカーの実力が一番分かるグレードになります。なのでメーカー同士の非常に激しい戦いが続いていますが、どのメーカーもゴルフ7だけは必ずライバル車として見ています。

 

他社もゴルフという車に追いつけ追い越せという状況が続いているので、消費者にとっては良い車を選び放題という嬉しい状況が続きますね。そんな中2013年に日本に導入されたゴルフ7ですが、現在ではこの車を見かけない日はないほど普及してきています。

 

そして2017年5月にマイナーチェンジして、より洗練されたデザインとなりましたが、ゴルフという車種自体が熟成を迎えてきているように感じます。

 

マイナーチェンジにおいてデザインをどうしていくか、非常に悩んだと思います。何しろゴルフ7は世界一とも名高いカーデザイナーのジョルジェット・ジウジアーロが手掛けてきているからです。すでに完成されたデザインですので、下手にいじれば一気に台無しになってしまうということになります。なので、

 

  • いかに先代を超えていくか?
  • どうやってこれまでのゴルフが持つ価値を高めていくか?
  • ゴルフが作り出したファンの期待を裏切らないためにはどのようにしたらよいか?

 

というハードルを乗り越えなくてはなりません。ジウジアーロは元々アルファロメオで147(後期)や156(後期)、159ブレラなどのデザインを手掛けていましたが、ヘッドハンティングを受けたのちフォルクスワーゲンのデザインを手掛けることとなりました。

 

ジウジアーロが手掛けた車種は以下となります。

アルファロメオ147を故障させない方法を解説!

アルファロメオ156の故障しやすい場所は?

アルファロメオ159の故障を防ぐ購入術を解説!

アルファロメオブレラを故障させないための購入術! 

なのでゴルフ7のデザインもアルファロメオが持つワルな雰囲気が漂い、なおかつ先代からのゴルフの特徴を見事に継承してきています。

 

 

フォルクスワーゲンのゴルフ7のDSG故障はあるのか?

 

そんなゴルフ7ですが、巷ではけっこう故障が多いのではないか?という口コミが目立ちます。その原因はたった一つ、フォルクスワーゲンのデュアルクラッチのDSGにあります。

 

フォルクスワーゲンのDSG故障については2013年頃の世界的リコールから目立ち始め、リコール修理したのにしばらく経つと症状が再発して全く改善されないなど、日本でも2015年下期くらいまで悪評を誇っていました。

 

一部の国では10年16万キロのメーカー保証がつけられたということもニュースになりましたが、鎖国日本ではなぜか対応されず、そのことも低評価につながる要因となっていました。

 

2016年に行われたアップデートを境に、中期のころから「調子がよくなった」「以前とは比較にならないくらいスムーズになった」という報告が目立ち始め、2017年5月のマイナーチェンジではなんとゴルフ7に再びDSGを搭載しなおすなど、往年のフォルクスワーゲンのファンにとっても希望が持てる兆しが見えてきました。

 

DSGを続行するという事は、それだけメーカーも改良をもって提供しているという自負の表れなのかもしれません。詳しいDSGの故障に関する内容は以下よりご覧ください。

VW(フォルクスワーゲン)DSG故障のリスクと対策は?

フォルクスワーゲンのゴルフ7は5万キロを境に故障が多くなる?

 

よく噂で「ゴルフは5年5万キロくらいで乗り換えた方が得」という話を聞くことがあると思いますが、ゴルフ7に関してもそのようなことを言う方がいます。

 

そもそもゴルフ限定で、日本車なら故障しないという根拠も定かではありませんが、いずれにせよ言えることは「クルマは消耗品で出来ている」ということです。

 

本当に故障と呼べるものを体験するのはどんなメーカーの新車でも1年、2年、3年くらいで、いわゆる初期トラブルというものですね。体感的に、そして冷静に見てみても輸入車だろうが国産車だろうが関係なく3年以内で何かしらのトラブルが発生しています。メーカー保証とはその対策として意義があるのです。

 

むしろ「日本車の方が安心」「輸入車は信用ならん!」という人ほど国産の新車を選ぶ傾向にあって、そして2、3と謎のトラブルが起きてくると内心(こんなはずじゃなかった…)そして「直すたびに新品になっていると思えばいいじゃないか」という感じで苦笑い、という人は身近に結構います。

 

なので中古車でいえば3万キロ程度走行した個体であれば「最初のオーナーが保証で初期トラブルを直してくれている」という風に見ることができるので、そういう個体を意識して選んでいった方が良いと思いませんか。むしろ1万、2万キロ台の保証の切れた中古車はかえって初期トラブルによる故障のリスクをはらんでいると思います。

 

そして初期段階での故障を吐き出し終わっている4万~5万キロ以降の個体で発生してくるトラブルのほとんどが「消耗品の寿命によるお知らせ」のパターンです。あなたはバッテリー交換をサボったせいで車のエンジンがかからなくなってもクルマのせいにして「故障した!!」と騒ぎますか?

 

そのように、クルマの調子が悪くなったら真っ先にモノ言わぬ機械のせいにするのではなくて、自分がこれまで車のためにしてきたメンテナンスを思い返してみてください。

 

中古車であれば、トラブルが怖いのが原因で前オーナーが手放してしまったのかもしれません。それは変えるべき消耗品を交換しなかったがために起こる『人災』ではありませんか?

 

ゴルフ7の以前のDSGでは5万キロが変速機の寿命とまで言われてしまっていましたが、現在ではそんなことないのではないでしょうか。お約束はできませんが、むしろオーナーさんたちのメンテナンス次第のような気がします。

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フォルクスワーゲンのゴルフ7に走行距離ごとに訪れる消耗品交換サイクルとは?

 

ところであなたはこれまで受けてきた愛車の車検の内訳にまで目を通したことがありますか?それとも専門的内容だから詳しくは分からないといってごまかしてきたでしょうか?そして国産車でもなぜ5年5万キロ以降の車検点検で高額になるのか、という疑問を持ったことはありますか?

 

それはちょうどその時期にクルマの消耗品の寿命が重なるからです。そしてディーラーでは「そろそろ寿命だからこの機に一気に交換してしまおう」と考えて見積もりにドカン!と乗っけてくるわけです。

 

ドカン!と一気に見積もりを乗っければ「お客さんも車検にこれだけお金がかかるなら新車に乗り換えてくれるかもしれない」と思っているかもしれません。しかしそれが車屋さんの手なのです。

 

実際ゴルフ7をはじめとする欧州車では消耗品を交換していさえいれば20年20万キロくらいは長持ちするようにできているのです。どんな車でも走行距離ごとのパーツの寿命はだいたい決まっています。例えば走行5万キロごとに、

 

  • スパークプラグ
  • イグニッションモジュール
  • フロントブレーキパッド(摩耗具合を見て)
  • フロントブレーキパッドセンサー(ブレーキパッドと同時交換推奨)
  • フロントブレーキディスク(摩耗具合を見て)
  • ブローバイホース(設定があれば)
  • ヘッドカバーガスケット
  • フューエルフィルター
  • エアフィルター
  • フロントアッパーマウント
  • フロントショックアブソーバー

 

上記のパーツが軒並み寿命となります。そして7~8万キロ前後で、

 

  • カムシャフトセンサー
  • クランクシャフトセンサー
  • エアフロメーター
  • フューエルポンプ
  • O2センサー
  • アイドル制御バルブ

 

などのパーツの交換を想定すべきで、10万キロ毎に

 

  • スタビライザー等ブッシュ類一式交換
  • 5万キロ毎の消耗品交換

 

加えてゴルフ7はDSG車なので、DSG特有のメンテナンスを見る必要があります。DSG車はまだ故障しないということが言い切れない状態(しばらくは様子見というのも一つの選択肢としてあり)ですので、同じデュアルクラッチでも評判の良いアルファロメオのジュリエッタやミトを選んでみるということもありだと思います。

 

アルファロメオ中古の故障を防ぐ方法!車種別まとめ!

 

という感じで、上記のようなメンテナンスサイクルが本来要求されています。何のことはない、国産車の車検でも一気に消耗品交換を行うので5年、7年、10年刻みの車検で高額になるだけなんですね。

 

故障かもしれない、燃費が悪くなった、変な音がするなど違和感を感じたらまずこれらのパーツの寿命を真っ先に疑うというのがベースであって、交換してないなら交換してみるというのが先です。

 

国産車と違って、特にゴルフをはじめとする安全基準が高い欧州車はこのあたりの消耗品交換は「早く変えないと危ないだろ!!!」「早く工場に入れてメンテナンスしろ!!!」といった具合でシビアに警告してきますので、国産車のようなほったらかしのずぼらメンテナンスが許されない車です。

 

そのようなおせっかいな警告を勘違いして「故障だ!!」と大騒ぎするおっちょこちょいな日本人が多いだけなのです。そしていつまでもディーラーにメンテナンスを丸投げしているからいつまでたっても車検は安くならないですし、車の予備知識も身につかずディーラーからは「どうせ車のメンテナンスのことなんて説明しても素人だからわかるまい」といって内心バカにされ、そして故障の恐怖に振り回されるばかりです。

 

国産車のパーツ代もメーカーの言い値でほぼ市場は独占状態なのですが、特に輸入車の場合はパーツの一つ一つに相当の人件費が乗っかっていますので、本国で100円のパーツがこっちで買うと1000円や1万円、なんてこともざらにあるのです。まさにヤンキー商法がまかり通っているというのが現状です。

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フォルクスワーゲンのゴルフ7を安く維持する方法はあるのか?

 

フォルクスワーゲンのゴルフ7を安く維持する方法といっても、例えば5年ごとに新車に乗り換えたいという人にはそもそもあまり関係のない話、ということを最初に断っておきます。なぜなら車の維持費で本当に差が出るのは消耗品が寿命を迎え始める5年5万キロ以降だからです。

 

なので新車を常に乗っているような人はそもそも維持費でお金がそんなにかかっていませんが、残価設定ローンなど理由をつけて毎月ローンの支払いに追われたり車を常に新しくしているのでその意味では相当な出費となっているはずです。

 

常に保障のついた新車を乗り続けていれば故障の心配がなくて安心!という消費者の浅はかなやっつけ思考に付け込んでどっぷり儲けようとするのが日本のディーラーなわけです。

 

車の維持費に関してはそのような前提と考え方でお話させていただきますが、まずディーラーにメンテナンスを丸投げするということをやめるべきです。ゴルフ7に必要なメンテナンスとは何なのかさえ分かっていれば、別に他の専門店に頼んだっていいのです。

 

新車で購入される方はメーカー保証がありますので、保証が無効となるような事項に該当しないよう注意するということは忘れないことです。ディーラーと聞くと何となく安心感があったり新車を買うにしてもお得なイメージがありますが、実際スタッフの質はピンキリだと思います。

 

ある営業所では全国から集まってきた優秀な人材がそろっていたり、また別の営業所では使えない連中の掃き溜めになっていたりするからですね。

 

私が知っているボッシュカーサービスのように、本当に車が好きでメンテナンスしている人たちや、心からフォルクスワーゲンというブランドを愛して看板を掲げているショップさんは増えてきていますので、むしろ技術レベルが高い場合も大いにあります。

 

そしてそういったお店はディーラーのお客さんを取り込みたいと思っていますので、少しでも安く良いサービスを提供してくれようとするお店が多いです。

 

そして消耗品交換を一気に車検時などにやらないこと、とにかく安くなるなら自分でもコツコツやってみるということです。

 

どんなメンテナンスがいつ必要になりそうかを考えてメンテナンススケジュールを考えておくようにします。そして「スパークプラグくらいは自分でもできそうだから今月やってみよう。

 

そして来月はウォーターポンプの交換をしてもらおう。ついでにタイミングベルトとカムシャフトセンサーも似たような場所にあるから工賃も節約できてお得そうだから一緒にやってもらおう」といった具合です。

 

輸入車のセルフメンテナンスなんてハードルが超高そう。。。という方も多いと思いますが、セルフメンテナンスだと工賃がゼロになります。ということはメンテナンスにかかるお金が半分くらいになりますよね。

 

それなら「よし、とりあえずやってみるか。。。」となりませんか?とりあえず自分でできそうなところはやってみて、どうしてもダメならプロに任せるというスタンスですね。

 

2017年現在では、ネットで知りたいことを検索すれば情報はいくらでも手に入ります。それはユーチューブだったりみんカラだったり、はたまた大手Q&Aサイトの輸入車カテゴリーだったり、ありとあらゆるツールを駆使すれば困難なことも十分実現できる時代だと思います。

 

純正パーツもディーラーだけが輸入しているわけではないですね。例えば楽天市場やAmazonでもハイクオリティでディーラーより安く、安全に手に入れる方法はたくさんあります。

 

ましてや超人気のフォルクスワーゲンですから、日本国内でもパーツはいくらでも入手可能です。パーツを安く入手して、ディーラーより1円でも安く持ち込みで取り付けを行ってくれるところを探すようにして節約するなどです。

 

そしてそれを実践している人がじわじわ増えてきているので、最近輸入車をよく見かけるようになったと思いませんか?このような感じで、輸入車は意外と身近な存在となりつつあります。人生一度きり、本当に自分が納得できる車に乗ってみませんか?

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