フィアットニューパンダの故障を防ぐ驚きの購入術とは?

 

筆者の木本(きもと)です。今回はフィアットニューパンダの故障を防ぐ驚きの購入術とは?というテーマでお伝えしていきます。ニューパンダに興味のある方は以下の記事も参考になります。

 

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フィアットニューパンダと言えば「日常のイタリア車」というイメージがあります。それほど本国では普通に見かけることの多いクルマです。デザインは凝りに凝っていてイタリアのデザインの名門「ベルトーネ」によって入念にデザインされています。フィアットが作る車はパッケージングの天才との評価もありますが、このニューパンダはその代表ともいえるクルマです。

 

出典:FIAT PANDA IS CAR OF THE YEAR 2004/fiatpress

 

エンジンはフィアットの名器「ファイアエンジン」を搭載しており、実用性もさることながら燃費にもかなり優れています。欧州車はカタログスペックより実燃費主義ですので、本番の実力は折り紙付きです。ニューパンダは外車なので故障や維持費など気にする人も多いです。パンダはあくまで「イタリアのごく一般的な大衆車」なのでエンジンも小さく部品も比較的安価な傾向にあります。

 

また、本国でもだいぶ普及していることからも信頼性は高めと言えます。少なくとも私が乗っているアルファ155のような90年代のイタリア車のようなハードルの高さはありません。信頼性が無くてはイタリア人も維持していけませんし普及することもありません。それでもニューパンダを中古で購入するとなると故障が不安だと思いますので、ニューパンダを購入する上でどんな点に注目すればいいのかをお伝えします。

 

 

ニューパンダは大手中古車サイトで探すべき理由

 

フィアットニューパンダは2017年現在では中古でしか購入することができません。なのでまずニューパンダをどこで購入するか?ということを考えなくてはいけません。当然お店は家から近い方がいいですよね?ですが普通の車のように町の中古車屋さんに行けばどこでもおいてある、というような車でもありません。なのでニューパンダを探すには基本的には大手中古車サイトを駆使するというのが最も効率が良いです。中古車の検索対象は全国区となりますが、コンディションの良いニューパンダがあれば多少遠くても足を伸ばすことをお勧めします。私はこれまで2台の欧州車を購入してきました。住んでいる場所は茨城ですが、

 

  • オペル・アストラクーペは横浜
  • アルファロメオ・155は埼玉

 

まで足を伸ばし実際に購入しました。中古車情報を見てコンディションが素晴らしそうなものがあれば、たとえ遠くても購入時くらいは足を伸ばした方がいいです。それほど最初の個体選びは故障を防ぐ上で重要となります。ここで近いからと言って近所のよくわからない中古車屋さんで場当たり的に選んでしまうと、十中八九故障で痛い目に会います。それに大手中古車サイトのように条件で良い個体を絞り込めないのが痛いです。そういった理由から長い目で見て出費を抑えたいのであれば最初に気合を入れましょう。そのあとのメンテナンス先は近所で探すことになりますが、ニューパンダを預ける上で信頼できるメンテナンスショップの探し方もお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

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ニューパンダの故障リスクを減らす「走行距離」の大切さ

 

中古車サイトを見て決める場合、大抵の人は写真を見て「これ綺麗そうだな」とか「装備が良さそうだな」とか、そういう基準で見ると思います。私の場合、写真でコンディションを判断するとすればエンジンルームの綺麗さを見ます。ここが汚そうな場合は「雑な扱いを受けているクルマ」という可能性があります。もしくはエンジンルームの写真そのものが記載されていない場合ですが、「中身はそれほど重視していない」ということの表れと見て、論外なので避けます。故障を防ぎたいのであれば外観のコンディションは二の次くらいにしておくべきだと思います。販売店もお客さんのニーズを見越して見た目のきれいさには力を入れています。なので写真の撮り方だったり、きれいに見える部分を強調してサイトに掲載しています。故障を防ぐ上で肝心なのは中身、というのをまず念頭に置いて選ぶようにします。

 

そして私が中古車を検索するときは条件検索を使用します。条件検索で必ず押さえているのが「走行距離」です。私が思うニューパンダの理想的な走行距離は3万~5万キロです。走行距離はニューパンダの故障を防ぐ上で最も重要ともいえる要素となります。探していると中には走行1万キロ程度の極上車が見つかる場合がありますが、1万キロ程度しか走っていないニューパンダは初期トラブルを吐き出しきれていない可能性がゼロではないので買ってから「出た」という怖さもあります。

 

逆に10万キロオーバーの過走行の激安ニューパンダも避けたいところです。過去にどんなオーナーさんたちが乗ってきて、どんなメンテナンスをされ、どんな使われ方をしていたかが分かれば選んでも良いかもしれませんが。走行距離が3万キロ~5万キロというのはちょうど初期トラブルを吐き出し終わり、前オーナーがダメなところは直してくれた個体であるということが予測できます。まさにニューパンダが最も調子が良い旬の状態とも言えます。それにどんなオーナーさんが乗っていたか、どんなメンテナンスをされてきたか?通勤に使っていたのか、レジャー中心だったのか、というのが追跡しやすいのでお勧めです。

 

フィアットニューパンダを選ぶ上で走行距離はとても大切であるということはお分かりいただけたと思いますが、もう一つ重要な点があります。それは整備された記録が残っているか?ということです。記録がない場合、その車がいつ、誰に、どんなメンテナンスをされてきたのか?ということが分かりません。もしかすると前のオーナーがすごく雑に扱っていて、オイル交換すらろくにやっていなかったかもしれません。そんな車とは知らずに購入してしまったらそう遠くないうちに故障するというのは目に見えています。中古車サイトでは「定期点検記録簿」という名前で記載があると思いますので、必ずチェックしたいですね。

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ニューパンダの故障を防ぐにはワンオーナーで修復歴無しが良い理由

 

ニューパンダを選ぶ上で整備の履歴が残っているということはとても大切です。一方で、中古車は何人のオーナーを渡ってきたか?というのが分かりにくいです。そうすると正確な整備履歴が残されていない可能性がある、というデメリットがあります。1オーナー目は新車でニューパンダを購入したので、ディーラーで定期的に整備されてきた可能性が高いということが分かります。

 

しかし2オーナー目以降は正規ディーラーでメンテナンスしているとは限りません。最悪の場合メンテナンスせずに乗りっぱなしにされ整備履歴が途絶えているということもあり得ます。そのような理由からなるべくはワンオーナーを狙った方が故障のリスクは少ないということが分かります。他にも、修復歴の有無は意外と重要です。一般的に修復歴アリと無しの中古車では価格が半分くらい違います。それほどまでに価格に影響を及ぼす理由としては、修復歴のある中古車は不測の故障に見舞われる可能性があるからです。

 

例えば事故でエンジンルームが歪んでしまったことのあるニューパンダがあったとします。エンジンルーム内には重要な部品がたくさんありますが、それらが事故の衝撃で一度押されてしまうと将来的に不調を起こす可能性があります。外観からは分かりにくい部分もあるため、事故で故障した部分すべてを修理したつもりでも、実は直っていない箇所がのちのち不調をきたす、ということもあり得ます。そういった理由から修復歴無しの個体を選ぶようにします。

 

ここまでお伝えしてきたことを基準にニューパンダを選んでみると実車を見にいく候補はかなり絞り込まれるのではないでしょうか?もちろん条件を絞り込みすぎても候補がゼロになってしまいます。その場合は「ワンオーナーじゃなくても整備履歴がしっかりついているかもしれない」という予測を立てて、気になる販売店に確認をとるのもいいと思います。とにかく頭を使って、故障するリスクの少なそうなニューパンダを選定していきます。

 

また、フィアットニューパンダを選ぶときはたとえ期間が短くても保証が付いている個体がいいです。ニューパンダは年式的に保証が付いている個体を探すのは大変かもしれませんが、これがあるとないとでは故障に対する安心感が違います。保証が付かない中古車というのは、基本的に販売店に自信がないということです。なので納車後に何かトラブルがあっても「うちは保証しませんので故障してもあなたの自己負担です」というスタンスになります。逆に保証つきであれば「この中古車のクオリティには自信があります」ということの表れと受け止めることができます。保証がつくかつかないかでこれだけのリスクの差があるのです。

 

ニューパンダを見に行くときは試乗の予約を取る

 

実車を見に行く候補は最終的に2~3台くらいまで絞ることをお勧めします。4台以上候補がある場合は全ての購入候補を見に行くのは大変です。まだ絞り込める余地がありますので、好きなボディカラーや外装の状態が良さそうなものを基準で選んでみてもいいと思います。せっかく好きな車なのでボディカラーも選びたい気持ちは分かりますが、全体の中古車の数が少ない場合は中身のコンディションが良さそうなものを中心に選んでいった方が故障のリスクを減らすことができます。販売店に実車のニューパンダを見に行くときは事前に予約を入れます。その時「試乗の予約」という形にすることをお勧めします。理由は、ニューパンダだけではありませんが中古車は試乗してみないと分からない点が多くあります。特に見なくてはいけないのが、

 

  • エンジンからの異音
  • 変速ショック
  • 足回りからの異音

 

です。試乗しないで購入を決めてしまうというのは、これら全てのリスクを背負うことになります。納車されてから実際に乗ってみて、「足回りから変な音がする」とか「車がまっすぐ走らない」というようなトラブルがあっても揉める原因となってしまいます。

 

ニューパンダの実車を見るとき確認したいポイント

 

ニューパンダの実車を見せてもらう時、以下の点をチェックするといいです。

 

  • 全電装系は問題なく動作するか?違和感はないか?
  • エンジンルームは見せてもらえるか?
  • デュアロジックのギアはスムーズか?

 

電装系とはエアコンやパワーウィンドウ、オーディオやライトなど、スイッチで動くもの全てです。ニューパンダを見せてもらう時は断りを入れてありとあらゆるスイッチを押してみて動作をチェックします。パワーウィンドウは4枚中1枚でも動作が重い場合は故障予防のため、部品交換をお勧めします。エアコンは試乗中によく冷えるか確認した方がいいです。

 

デュアロジックというのはセミオートマのことを指します。ニューパンダを含めデュアロジックを搭載したフィアット車は故障が多いというのを耳にしたことがあるかもしれません。ネットでいろいろ調べてくるとデュアロジックの故障例がけっこう出てきます。しかし故障部位を紹介するだけのブログ的なものが多く、なかなか故障する原因について触れている記事には出会うことができません。デュアロジックがなぜ故障するのか?という根本的な原因を解決することによって、日常使用でも気持ちよく乗ることができます。ニューパンダのデュアロジック車をご検討の場合は『デュアロジック故障を防ぐためのフィアット購入術とは!?』を一度ご覧いただくことをお勧めします。

 

ニューパンダの故障を防ぐためのメンテナンスとは?

 

フィアットニューパンダのお勧めの走行距離は3万~5万キロということをお伝えしました。ですが5万キロ前後のニューパンダは、そのまま乗りっぱなしでいると必ず故障やトラブルに見舞われます。走行距離5万キロというとニューパンダは以下の部品が寿命の可能性が高いです。

 

  • スパークプラグ
  • イグニッションコイル
  • プラグコード
  • タイミングベルトキット
  • ウォーターポンプ
  • ブレーキパッド
  • ブレーキパッドセンサー(ブレーキパッドと一緒に交換)
  • ブレーキディスク
  • ブローバイホース
  • ヘッドカバーガスケット
  • フューエルフィルター
  • エアフィルター
  • クランクシャフトセンサー
  • カムシャフトセンサー
  • アッパーマウント
  • フロントショックアブソーバー

 

部品の意味は最初は分からなくて大丈夫です。とにかくクルマは走行距離を重ねると「本来はこれだけのメンテナンスが要求される」ということをまずは理解することが大切です。だいたい同じようなエンジンの大きさであれば、メルセデスだろうがBMWだろうが上記の部品は交換するのです。国産車などマークXやクラウンくらいの車でもやっているはずです。車種によっては上記の部品の設定が無かったりするので販売店にまずは質問してみるといいと思います。よほど特殊な車でない限りはどの車も当てはまる部品なので、上記の部品表をそのまま伝えれば通じると思います。このことを知らないでニューパンダを乗りっぱなしにしている人ほど、故障のリスクにさらされやすくなります。

 

ニューパンダを買うととりあえず「納車整備」という名目でメンテナンスしてくれてるような感じがしますが、上記の部品はこちらから指定しない限り交換してくれないことがほとんどです。販売店が言うメンテナンスとはオイル交換や簡単な点検などのことを指します。その程度のメンテナンスではクルマからすれば呼吸していることを自慢するようなレベルです。ニューパンダを購入する予算は、実際のところ車両本体価格だけでは不足します。ですが中には「総支払い額」を掲載してくれている販売店もあるので一見親切に思えます。総支払額の内訳は、

 

  • 車両本体価格
  • 納車整備費用(車検整備費用)
  • ボディコーティング等
  • 登録代行手数料

 

などが一般的ではないでしょうか。ここまでやってくれればメンテナンスは完璧だと思ってしまうのは当然ですが、前の項目でお伝えした通りニューパンダは5万キロ走行を目途に消耗品が一斉に交換時期を迎えます。つまり実際に購入となると支払総額+消耗品交換の予算を想定すべきなのです。具体的な金額は試乗がてら見積もりを出してもらうことをお勧めします。最終的な見積もり金額は、ネットで見た総支払額+消耗品交換代となります。とりあえず車を買ってから部品交換するという方法もありますが意外と予算が回らなくなったりします。なので出来るだけ購入時にやってもらう方向がいいと思います。ニューパンダの故障について参考になれば幸いです。

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