BMWのX1の故障は国産車より多いのか?

 

筆者の木本(きもと)です。今回はBMWのX1の故障は国産車より多いのか?というテーマでお伝えしていきます。BMWのX1に興味のある人は以下の記事も参考になります。

 

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こちらの記事ではX1の、

 

初代E84モデル(2010~2015年)

出典:BMW X1 (2009–2015)/honestjohn

 

2代目F48モデル(2015年~)

出典:The BMW X1’s Evolution/bmwblog

 

新車、中古車問わずこれらのモデルの共通の内容でお伝えしていきます。あなたはBMWのX1を検討して行く上で眼に見えないハードルが立ちはだかっていると思います。それは周囲のネガティヴな声です。

 

「BMWは保証がないと故障で痛い目に会うぞ」

 

「BMWは国産車より故障するぞ」

 

「外車はわけのわからない故障が多いからやめておけ」

 

こういった周囲の声に加えて、最近ではネットでレビューを見ることができるようになってきています。そこでもいろいろとネガティヴな意見があります。日本人の多くは外車に対して閉鎖的です。実際どれだけ品質が上がっても国産車が一番故障しないと思う人が圧倒的に多いのです。しかし近年、その常識が少しづつ変化してきています。

日本の自動車部品輸入市場で韓国製のシェアは2011年8.7%から、12年8.8%、13年8.9%、14年(1~8月)9.7%と拡大している。

 日本に向けた自動車部品の輸出が好調を示したのは、韓国製品の競争力が高まったほか、日本完成車メーカーが部品の海外調達を拡大したことによるものとみられる。

 日産の九州工場は部品の80~90%を韓国や中国を含むアジアで調達する方針だ。マツダも新型自動車生産と関連し、韓国産部品の購買拡大を検討している。

引用:日本向け自動車部品輸出が好調 円安にも=韓国/chosunonline

このように、国内メーカーは純正部品に韓国、中国、タイ、インドネシアなどの海外製パーツをどんどん組み込んでいっています。

 

 

国産車ばかりが高品質という時代でもなくなってきた

 

こうした現状では、本当に国産車は高品質なのか?という疑問が湧いてくることが自然ではないでしょうか。私が確認した例では、ホンダのNボックスのフロントガラスは中国製となり、フィット、ヴェゼルでは韓国製のショックアブソーバーを使用しています。ショックアブソーバーはタイヤ交換の時などしか「メイドインコリア」の文字が見えませんが、そういった分かりにくいところから少しずつ海外製パーツになってきています。

 

私としては、他社メーカーでも同様の現状があると見ています。日本製部品を使用していると、現状のクルマの価格を維持できなくなってきていることが要因の一つだと思います。そして日本メーカーの乾いた雑巾を絞るようなコストダウンの流れは今後ますます加速していくことは避けられないと思っています。ホンダ車のリコール連発や新車のサビ問題、中国製トヨタAZエンジンの故障問題など、国産車ユーザーの方々による数々のトラブル、苦情が価格.COMなどの大手サイトで報告されています。そしてそういった事実は大々的に知らされることはありませんので、私たち消費者が積極的に監視していく必要がありそうです。

 

BMWのみならず、純正品を海外製パーツに頼るということは当たり前となってきてはいますが、欧州メーカーは下手な中国製パーツの導入に慎重な姿勢を見せています(粗悪な中国製社外パーツは出回っています)。このような事実を受けて今後どうしていくかという判断はあなたにお任せするとしても、近年のBMWの品質は日常使用でも問題ないレベルにまで落ち着いてきていると思います。

 

BMWは故障が多い、とする外野の声もこれといった具体例がないことが大半です。10年前と比較してみてもBMWはメーカー保証が非常に手厚くなってきており、そのことが品質に自信があるということの表れとも取れます。BMWのX1に関しても車種特有の故障の弱点なども目立ったものはなく、故障を警戒して乗るような車ではないと思います。

 

X1は国産車感覚で乗れるBMWなのか?

 

私があえて説明するほどではありませんが、近年のBMWの品質は格段に向上してきています。販売店に行き、試乗して実車に触れたことのある方であれば、誰もが体感することだと思います。なので新車で購入しても故障はほぼなく、メンテナンスも高額になるケースも少ないと思われる方もいます。購入してからメンテナンスしなくてもいいというイメージは国産車にあると思います。ですがディーラーにメンテナンスを一任している人であれば、現実としてメンテナンスは国産車でも要求されています。メンテナンスフリーであれば、車検ごとに請求額が変わるということもないですよね。

 

特に新車で購入してから5年目の車検では20~30万円クラスの請求がきた、という体験をした方も多いはずです。なので国産車の場合は「車ごと新品にしてしまえ」という人が後を絶たないのです。なので乗り換えのペースはまだ乗れるのに5年目や7年目がとても多くなっています。あなたは5年目の車検が高額になる傾向の理由を想像できるでしょうか。それは車の「消耗品の交換」がその時期に集中するからです。車は走っていればいろんなところがクルクル回転したり、オイルが循環しています。

 

走行距離を重ねればそれらのリフレッシュをおのずと求められるものです。具体的にはバッテリーなどの部品がありますが、交換しないとある日突然エンジンがかからないという事態に陥りますよね。それが怖いので定期的に交換するのです。BMWが国産車と異なる点は、その消耗品となる部品の範囲が広いという点です。バッテリーなどのお馴染みのパーツに加えて、もう少し突っ込んだ部分のパーツも交換範囲となります。「もう少し突っ込んだパーツ」の交換を怠る、もしくは知らずに放置してしまうと、

 

  • 変な警告灯が点灯する
  • エンジンがかからない
  • 乗心地が悪くなってくる

 

などの症状が出るようになります。これらの症状を日本人は概して「故障」という風にとらえます。でもメーカー側からすれば「部品は定期的にリフレッシュして新車の性能を保ってね」というつもりで車を提供しています。「車検になったら車ごと新品にしてね」という国産メーカーとは設計思想が真逆なのです。部品の交換が多くなれば、それだけパーツ代や工賃が車検代と一緒に乗せられます。そのことがBMWは車検が高い、という流れになっていくのです。この消耗品の交換が多いというのは実は欧州車全般で当てはまるのです。私が所有してきたドイツのオペル、イタリアのアルファロメオでも同様です。

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BMWのX1で要求される具体的なメンテナンス

 

これまでの説明から「BMWは自分には厳しいかも」と思った人もいるかもしれません。現在販売されている国産車であなたがときめく車があればそちらを選択するということは簡単です。ですがこれまでずっと国産車に乗ってきて、あなたは「何かが物足りない」からBMWに興味を持ったはずです。国産車にないものを求めているのに、また国産車を選択してしまったら、また同じ日常の繰り返しになります。そのように悩んでしまった場合は変に悩まず「一度きりの人生だし一度だけBMWを体験して、それでも合わないならまた国産車に戻ればいい」という風に自分で納得できればアリだと思います。BMWを経験しないまま国産車に乗り続けるのと、経験した上で判断するというのは気持ちがスッキリすると思います。

 

突然高額な車検代を請求されたということがないように、まずはBMWにはどんなメンテナンスが必要なのかということを知っておいた方がいいです。新車でX1を購入される人で、走行距離が年間1万キロ前後の方であれば最初の車検まではオイル交換などが中心となり、大きなメンテナンスは通常発生しません。ですが5年目以降の車検、もしくは中古車であれば4~5万キロを目安に消耗品交換がまとまって発生してきます。BMWのX1では5万キロを目安に、

 

  • ブレーキパッド+センサー(前後の摩耗具合を確認)
  • フューエルフィルター
  • イグニッションコイル+スパークプラグ
  • ウォーターポンプ
  • サーモスタット
  • ブローバイホース

 

最初は部品の意味が理解できなくても構いませんが、上記の部品の交換を検討する必要があるということを理解してください。新車であればだいたい5年目~7年目以降の車検で要求される事の多い部品です。中古で走行4~5万キロ程度のX1を検討している人は、上記のパーツはだいたい寿命が来ていると判断してください。寿命が来ているということは交換してから乗らないとそう遠くないうちにトラブルが起きて故障騒ぎになる可能性があるということになります。なので車の価格だけで判断せず、消耗品の交換費用も見積もりを取って総合的な乗り出し価格で判断して乗り出すようにするとまず大きな失敗なく乗ることができると思います。

 

ウォーターポンプ・サーモスタットは実際はもう少し持ちますが、あんまり引っ張ると水漏れが発生して良いことはないです。こちらから予防として「交換をお願いします」と言わないと、水漏れが発生してから「漏れてるので交換が必要です」という対応をされることがありますので注意してください。それに加えて私はBMWの場合はATFとストレーナー、ハーネススリーブの交換、同時にAT制御CPUのリセットをお勧めしています。ATFとはオートマを駆動させるフルードのことですが、メーカーは交換不要を謳っています。なのでディーラーでは基本的にATF交換は受け付けていません。ATF交換を受けるにはBMWに強い専門店を探して依頼することができます。

 

BMWとしては下手にATFを交換してミッションが故障したら面倒だ、という事情があるのだと思います。しかしATFは定期的に入れ替えてあげないと、フルードがベトベトになってしまいシフトショックの原因となるということを多くのBMW専門店は主張しています。BMWオーナーさんでも実際に交換した人は劇的な効果を体感していますので、詳細が気になる方はググってみてください。次に8万キロを目安として以下のパーツも交換時期となります。

 

  • カムシャフトセンサー
  • クランクシャフトセンサー
  • エアフロメーター
  • フューエルポンプ
  • O2センサー×4個
  • アッパーマウント+ショックアブソーバ4輪
  • アイドル制御バルブ

 

O2センサーは消耗品と知らないBMWオーナーが多く、純正で1本約5万円します。純正はぼったくりもいいところなので、BMWオーナー達は純正に頼らずはるかに安い優良OEMパーツ(純正同等品)を探して取り付けている人が多いです。他にもカムシャフト・クランクシャフトセンサーも消耗品扱いとなり、交換を怠るとエンストなどの症状が発生してきます。これらのパーツは車検などで一気に交換するとなると金額的に割高になります。なので計画的に分散して、何をいつやるか決めていくという方法がベターです。最後に10万キロをめどに、

 

  • ブレーキディスク4輪
  • カムシャフトカバーガスケット
  • スタビライザー等ブッシュ類一式交換
  • 5万キロ毎の消耗品

 

上記のパーツも交換時期になります。ブレーキディスクは決して安いパーツではないですが、頻繁に交換を勧めてくる販売店もあります。その場合はセカンドオピニオンで別のショップで交換が必要か判断してもらうなど、臨機応変に対応してみましょう。これまでご紹介したものはネットでよく故障トラブルとして言われているものですが、そのほとんどが交換が前提の消耗品ということが分かります。想定しない故障も決してゼロではないとはいえ、それらのメンテナンスを怠ることが故障につながっている場合が多いのです。その他のBMW記事ではメンテナンスコストを抑える方法や故障リスクを抑える販売店の見極め方などご紹介していますので、ぜひ一度ご覧ください。

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