ベンツCLAは故障する?新車と中古車どちらがお勧め?

 

筆者の木本(きもと)です。今回はベンツCLAは故障する?新車と中古車どちらがお勧め?というテーマでお伝えしていきます。メルセデスベンツ・CLAクラスは2013年に日本で発売が開始されました。メルセデスベンツのラインナップ上のポジションとしてはAクラスのセダンバージョンといった印象でしょうか。メルセデスベンツのセダンと言えば庶民的なイメージと離れていて買えるイメージではなかったものの、Aクラスの劇的な若がえりやCLAクラスの登場によってその常識が塗り替えられようとしています。

 

今メルセデスベンツブランドは若返り改革の真っ最中のように感じていて、ちょうどCLAが出始めた時期から従来のデザインイメージから一新しました。ベンツとしては若年層も取り込んでいきたいと考えているようです。かといって若年層だけでなくこれまでのファンの心を掴んで離さない点がメルセデスベンツの凄さであり、バランス感覚のすばらしさなのでしょうね。

 

出典:Mercedes-Benz CLA Factory is Running Low/www.autoevolution.com

 

早速本題なのですがそもそも最近のベンツの故障は全体的にどうなのか?という疑問です。これは多くの人が疑問に思う点かと思いますが、私個人の意見では国産車と同等のところまで来ていると思います。むしろ違いがあるのならば具体的にどう違うのかどなたか解説してもらいたいほどです。それほどまでに国産車と同じくらいトラブルも減ってきていると思います。

 

今回お伝えするCLAクラスに関しても乗りたいと思うのならば「どうぞご自由に」という感じで、引き止める気はありません。それに「ベンツは故障が多いからやめておけ!」という人は周囲に必ず湧いてきますが、いたら基本無視してしまっても構いません。2018年になってもバブル期の価値観を引きずっている頭の固い人たちの意見はまるで参考になりません。それよりも実際に乗っている人たちに聞いてみた方がリアリティのある意見が聞けると思います。今は何でもネットで調べられる時代ですから、いざとなったら知っている誰かに頼ってもいいのです。

 

それでも第三者の私に「故障しないよ」と言われてもすぐ納得できるわけではないと思いますので、「今回は私がCLAを買うとしたら」という仮定で、実際に買う時やメンテナンス・維持の方法について解説していきたいと思います。

 

 

ベンツは新車で買うべきクルマなのか?

 

よくベンツに乗ったことない人に限って「ベンツの中古は故障する」「買うなら新車で保証付きでないととても乗れない」という話をしてきますよね。そんな話をされると怖くて新車以外乗れなくなります。ですが今のCLAについて言えばそんな常識は当てはまらないと思います。第一CLAを乗るオーナー達は車を雑に扱う層とは思えない為、中古車全体のコンディションが良い。

 

それに保証が切れ始める3年、5年目から中古車が増えるので、クルマとしてはまだまだおいしい走行距離の個体が多いです。新車から2~3万キロ走行した個体は「初期トラブル」が吐き出し済みである可能性が高いのもメリットとしてあります。それでも「新車保証が切れたベンツは心配」という声もありますが、CLAほど信頼性が高いと多くの中古車販売店は長めの保証を付けて販売しますので、仮に買ってすぐ何か出ても実費負担というリスクは大きく減らすことができます。

 

CLA中古車の保証に関しては注意深く確認したいところです。中古車の中にはまれに異様に保証期間が短い個体がありますが、そういう個体があったら迷わず避けたいところです。CLAほどの信頼性を持ちながら1か月程度しか保証がつけられないというのは普通考えられません。よほどベンツに対して疎くて国産車しか売ったことがない店なのか、そのCLAが事故物件で修復歴ありだった、という悪いケースも考えられます。どちらにしても今どきあり得ない店なので、関わらない方が吉です。

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ベンツは正規ディーラーの「認定中古車」が安心なのか?

 

よくディーラーの認定中古車というものを聞くと思います。何となく安心感のあるイメージがあるので、何となくそこで選んだ方が良いのかなと思ってついつい流れてしまう人が多いです。私個人としては、正規ディーラーで認定中古車という条件は優先順位が低いです。買う方法の一つの選択肢として残しておくのはありかなと思いますが、そこで買えばすべてが万々歳という見方はしません。

 

私が正規ディーラーと聞いて気にするのはそこのディーラーの質です。それはサービス内容だったり整備士のレベルだったり、営業マンのレベルだったり様々です。概して彼らは車の台数をさばいて生計を立てている人たちなのでわりに合わないことは基本しません。例えば認定中古車の管理についてですが、店舗によっては100台単位でずらっと展示しているところがありますね。

 

それでも人の数は限られていて、クルマの洗車だったりワックスがけは基本営業マンがやっているところが多いです。人手も時間も限られている中でクルマも売らなきゃならないし、深夜まで激務をこなす営業マンが多い中で100台の展示車の管理なんてできないと思います。やっていたとしても台数をさばくより優先順位は低くなりますので、たまに洗車がやっとではないでしょうか。もちろん認定中古車のために屋外屋根付きの駐車スペースなど設置してあるはずもないので、基本野ざらしです。

 

しかもいつから野ざらしで展示してあるのかそこまでは我々に分かるはずもないですしディーラー側も覚えていないでしょう。ここまでは車の外観の話です。中身については認定中古車だろうと基本「未整備」で展示されています。なぜ整備されていないかというと、整備したとしてもその車を高く売ることができないからです。それなら買ってくれるお客に整備代をもらってからメンテナンスした方がよほど合理的な商売ができます。

 

それにずっと外で動かさずに展示されていると塗装はどうやっても紫外線で劣化しますしライトは黄ばみが目で確認できないレベルで進行しています。ブレーキ周りは基本鉄なのでサビます。展示されている間は走っていないので、普段走っている車より調子はよくありません。

 

認定中古車よりお勧めな「メルセデスベンツ専門店」とは?

 

全ての正規ディーラーが前項のような車を扱っているということを言いたいのではなく、正規だからといって全てが安心ですよという思い込みは危険、という事です。私個人がお勧めしたいのは、BMWやアウディなんかも一緒に展示してあってもいいのですが、メルセデスベンツばかりを扱うような「メルセデスベンツ専門店」です。

 

何より車好きが好きなクルマを売っているという点が好感が持てますし、それだけ展示する車、売る車も大事に扱う傾向が強いです。小規模で経営しているところも多く、扱う台数も限りがあるので回転が速く手入れも行き届きやすいということが分かります。前オーナーがどんな人でどんな乗り方をし、どんな経緯で売られたのかまで話してくれるような店は信頼性がぐっと高くなります。ここまではあくまで私の推測の域なので実際に店舗を利用してみないと分からないのですが、少なくとも私が買ったアルファロメオの専門店ではそうでした。

 

そこはアルファロメオ専門で、というよりイタリア車全般が得意な東京近郊のこじんまりした店です。アルファロメオをはじめ古いフィアットばかり10台程度の在庫車が入れ替わり立ち代わり売れていくようなところで、不動車を修理して復活させて販売するようなスタイルをとっていました。店内もイタリア車に関するグッズやインテリアがあふれていて、オーナーの拘りが感じられました。ベンツだとそれほど多くありませんが、「ドイツ車専門店」のようなところは探せば出てくるはずなので、ディーラーよりも好待遇で高品質な固体が見つかる可能性があります。

 

といってももちろんハズレもありまして、個人経営だとディーラーよりもいい加減な対応だったり手抜き整備をしてくるところ、メルセデスベンツ専用診断機「DAS」の設備がないところなど様々あります。ですので買う前に店舗にメンテナンス等の体制について大丈夫そうか聞き込みはしておくべきです。

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ベンツCLAは新車で買った方が故障しにくい?

 

ベンツCLAを新車で買うに当たってある程度覚悟しておくべきことは「初期トラブル」の有無です。初期トラブルとは工場の製造工程の時点で何かしら不具合の種があり、オーナーの手に渡ってから発現する故障のことです。これは国産・輸入車問わずどんな車でもありますので、ベンツだから故障するというわけでは決してないです。

 

特に近年のメルセデスベンツは電気系統の一つ一つの電子制御化がものすごく進んでいまして、そこかしこにコンピューターが内蔵されています。例えば納車当時からナビ画面がバグったりブラックアウトしたりするということもあると思っておいた方がいいです。ナビが故障したからといってそのあとも不具合が連続するというわけではなく、いったん修復してしまえば向こう5年~10年はノートラブルで、という風に考えても行き過ぎではないと思います。

 

なので初期トラブルが納車後3年間で二つ、三つあったとしても焦る必要はなく、ある意味「想定の範囲内」として大胆に構えている方が精神衛生上良いと思います。初期トラブルの一つや二つ、トヨタやホンダでもよくある話でして、あんまり話が表ざたにならないという事情もあります。でもベンツでトラブると「ほらやっぱりガイシャは故障する!」となって大騒ぎしてしまうオーナーが少なくないので、ベンツの栄誉のためにも冷静な対応をしていきましょう。

 

ついでに言えば試乗車として売りに出しているクルマはお勧めできません。新車より安くて小綺麗なのでお買い得に見えますが試乗コースで「ちょい乗り」が多くされているクルマはどうしてもあまり調子がよくなくてエンジン内部にも負荷がかかっています。それに普通の中古車と違い赤の他人が何人乗ったかも分からないですし、ボディ内装の小傷も割と多いので、、、その辺気にしないという方には値引きの交渉が不要なくらい安めの金額で出ていますのでお勧めできますが。

 

ベンツCLAに必要なメンテナンスについて

 

車は長く乗れば乗るほどに維持費がかかるという風に言われていますが、具体的にどんなメンテナンスが求められるのかということについてはあまり知られていませんね。ベンツCLAに関しては納車から5年間、走行5万キロ程度までであれば初期トラブル以外の故障はまずないと考えていいと思います。消耗品交換というのは年数よりも具体的に「何キロ走ったのか?」を目安とした方が分かりやすいです。

 

5万キロ以降に関しては徐々に消耗品の交換が必要になってきますので、内容を知らずに放置していてある日突然エンジンチェックランプが点灯して「故障した!!!」と大慌てすることになります。この辺は国産車は10万キロまでは緩いのですがそれ以降は時限爆弾式に次々に出てきますので、前もってドライバーに警告してくれる欧州車はある意味親切だと思います。

 

私から見た国産車は10万キロで乗り捨てる感覚で、欧州車は5万キロあたりから少しずつメンテナンスして車体とエンジンを長持ちさせるというイメージです。どちらにしても「5年で乗り換える派です」という人にはあまり縁のない話ではありますが、できるだけ長く乗りたい、気にいった車はずっと乗っていたいという人には気になる話になると思いますので、参考までにご覧ください。

 

それでは具体的にどのようなメンテナンスを求められるのか、見ていきましょう。

 

走行5万キロ前後ごとに行うメンテナンス

  • ブレーキパッド+センサー(摩耗の具合に応じて)
  • フューエルフィルター
  • エアフィルター
  • イグニッションコイル+スパークプラグ
  • ブローバイホース
  • ATF+フィルター
  • バッテリー+サブバッテリー交換

 

走行8万キロ前後ごとに行うメンテナンス

  • カムシャフトセンサー
  • クランクシャフトセンサー
  • ウォーターポンプ
  • サーモスタット
  • エアフロメーター
  • フューエルポンプ
  • O2センサー
  • ショックアブソーバー+アッパーマウント
  • スタビライザーリンク
  • アイドル制御バルブ

 

走行10万キロ前後ごとに行うメンテナンス

  • ブレーキディスク4輪
  • Vベルト+テンショナー
  • エンジンマウントブッシュ
  • カムシャフトカバーガスケット
  • スタビライザー等ブッシュ類一式交換
  • 5万キロ毎の消耗品交換

 

ずらっと並べて見ましたがいかがでしょうか?専門用語的な用語が並んでいますが、これらは全て「走れば摩耗する消耗品」です。上記リストにはCLAにそもそも設定のないパーツも含まれていますので、都度確認が必要です。消耗品と故障の大きな違いはメーカーが「このパーツは摩耗したら交換してね」としているかということです。

 

上記のパーツはほとんどが消耗品であって、交換せずに起きたトラブルに関してはベンツのクオリティ云々ではなく単に「オーナーの怠慢」となります。そのことが初期トラブルによる故障と本質的に異なる部分になりますね。

 

5万キロ以降にお金がかかるなら新車に乗り換えた方がいい、という考えになるのも理解できますが、部品単体で新しくしていくのと車ごと新品にして行くライフスタイルでどちらが人生のコストがかかるか?ということは一度立ち止まって考えることをお勧めしています。消耗品の交換さえしていれば、今のメルセデスベンツであれば30万キロは乗れるポテンシャルを秘めています。

 

ディーラーとしては「いかに定期的に新車に乗り換えた方がお得か」を営業してきますし、途中で飽きてしまって新型の車に乗れる方がよいと考えるのも分かります。それはそれで一向にかまわないのですが、長く乗ることによって体感できる喜びのようなものも味わってもらいたいと思っています。

 

実はクルマって「愛着が湧いたから乗り続ける」のではなくて「長く乗ってたら愛着が湧いてきた」という方が圧倒的に多いのでは?と思うのです。そのあたり順番が全く逆なんじゃないかと思っていまして、例えばあなたにパートナーがいたとして、付き合いたての頃って「美人だから」とか「見た目がタイプだから」とか、そういう動機だったりしますよね。

 

それでも3年、5年と時が経つにつれて、当時の興奮とかは冷めてしまっていても「この人といると居心地がいい」とか「この人の前でなら自由でいられる」という感情が湧いてくる時が来ます。実は車でもあり得ることだと思っていますので、何か飽きっぽくてそれでも新車だけでは満たされないという心当たりがある方には一度体感してもらいたいなと思っています。ベンツCLAの故障について参考になれば幸いです。

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