アルファロメオブレラを故障させないためには?

 

筆者の木本(きもと)です。今回はアルファロメオブレラの故障を防ぐ購入術とは?というテーマでお伝えしていきます。アルファロメオブレラに興味のある方は以下の記事も参考になります。

 

アルファロメオ車を中古で購入する時のポイントとは?

アルファロメオ159の故障を防ぐ購入術を解説!

 

アルファロメオ車を維持していくための意外なコツとは?

アルファロメオ147を故障させない方法を解説!

 

アルファロメオ車は長く乗れないのか?

アルファロメオジュリエッタは故障する?

 

アルファロメオ車の故障とメンテナンスについてかなり学べます。

アルファロメオ中古車の故障は?車種別解説!

 

このアルファブレラも159と同様、車の買い替えのタイミングでは候補に挙がる車です。今所有しているアルファ155かアルファ159かアルファブレラかで迷っていました。ジョルジェット・ジウジアーロが手掛けたとされる独特の美しいスタイルは10年後もきっと色あせることはないと思います。

 

出典:ALFA ROMEO BRERA USATA: PREZZI, SCHEDA TECNICA E CARATTERISTICHE [FOTO]/allaguida

 

前回の『アルファロメオ159の故障を防ぐ購入術を解説!』では、アルファロメオ159の故障させない購入術についてお伝えしました。アルファロメオブレラと159は実は兄弟車になります。搭載されているエンジンやトランスミッションもほぼ共通のものが使用されており、見るべきポイントはほとんど変わりません。なので前回の159の内容に肉付けしていくような解説になります。アルファロメオブレラを購入するにあたって大切な要素の一つとして、販売店選びがあります。

 

ブレラは159と同様、基本的なメカニズムは歴代アルファロメオの中でも最高レベルと言ってもよいくらいのクオリティがあります。それでも前オーナーの管理が雑だったり信用できない販売店から買ってしまうと後々のトラブルにつながることがあります。中古車を探すときは最初にネットの大手サイトから検索すると思いますが、どのような点に注意すればいいのでしょうか。

 

 

アルファロメオブレラの掲載写真から分かることとは?

 

アルファブレラを実際に大手中古車サイトで検索してみましょう。すると販売店にもよりますが、画像が20~30枚くらい掲載されていますよね。外装の状態から内装の写真など様々な情報を入手することができます。アルファブレラの場合、グレードによっては専用レザーシートが付いている場合があります。しかもただのレザーではなくてイタリアの高級家具メーカーのポルトローナフラウ社製のものです。ソファだけ実際に買うだけでも100万円前後はするかもしれない代物ですが、なんとポルトローナフラウ社はこのアルファブレラのために専用設計しています。

 

ちなみに私の母のフィアット500もフラウレザーですが非常におしゃれで魅力的です。一方でお手入れも繊細さが必要なこともあって、前オーナーの扱いが雑だと革が擦り切れてしまっている場合があります。これはネットの写真では判別困難な場合があります。もしくは痛んでいる部分をあえて掲載しない販売店も少なくありません。車の心臓部であるエンジンルームの写真が掲載されていない場合も確認した方がいいです。なので、

 

  • 来店した際にエンジンルームは見せてもらえるのか?
  • シートは擦り切れた部分はあるのか?

 

など電話で聞いてみて反応を伺ってみるといいかもしれません。

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保証がついていないアルファブレラは故障するのか?

 

続いて車両に関する情報を見ていただきたいのですが、特に故障に対する「保証の有無」に関しては必須のチェック項目です。ブレラほど高品質のアルファロメオだと有名専門店では保証付きがスタンダードではないでしょうか。原則として保証期間が長ければ長いほど品質に自信があるとみていいと思います反対に、まったく保証がついていないアルファブレラは疑わしいほどです。理由はあなたがクルマを手放したくなる立場になって考えてみると分かりやすいと思います。クルマを手放そうというきっかけで多いのは、

 

  1. 車検見積もりが高額だった
  2. トランスミッションなど大物部品の不調を予期した
  3. 他に欲しいクルマが見つかった

 

など、何かしらオーナーにとって不都合な場合があるから手放す、というパターンが大半ではないでしょうか。特にアルファブレラの場合セレスピードという消耗品の塊ともいえる部分が交換時期を迎えると不調をきたす場合がありえます。なので納車されてからしばらくして突然ギアが入らなくなった、などの予期せぬトラブルが出る可能性があります。そういった点から例え1か月でも保証付きの個体を選ぶべきです。

 

アルファブレラは必ず試乗させてもらえるお店から買うべき理由

 

中古車を買うという点において試乗してみるというのは新車でクルマを買う時よりも重要ではないでしょうか?なぜなら中古車の場合、実際に走ってみないと詳しいコンディションが分からないからです。例えば10万キロ越えの中古車の場合、タイヤ周辺からギシギシ音がしないか確認するとかです。もし音が出ていればそれはクルマの乗り心地や安定性に関わるゴムパーツが劣化しているかもしれません。そうなると交換が必要になってきますが、買う時についでに交換してもらうのか、買ったあとしばらくしてから交換してもらうのか考えておかないと精神的にも負担になってしまいそうですね。また、ブレラは159同様セレスピードの調子を試乗でチェックしておきたいところです。

 

  • 変速がぎこちない
  • 何となく変速が重たい
  • ギアが入らないときがある

 

などの異変は初心者の方でも割と気づきやすい部分ですので、意識して試乗した方がいいです。

 

故障しにくいアルファブレラの選び方は?

 

販売店選びの次に重要なのが「実際どのブレラを選ぶか?」という点です。値段や好きなボディカラーなどなど、選んでいるうちに目移りしてしまいますよね。そんな数あるブレラの中から選んで失敗しにくい個体を選ぶにはどうしたらいいのかお伝えしていきます。アルファブレラの中古車を購入する上で大切な要素の一つとしてみていただきたいのは走行距離です。ブレラの理想的な走行距離は4~6万キロだと思います。理由は、前オーナーが最初の「慣らし運転」を十分にしてくれているからです。慣らし運転というのは最初の5千キロをイメージされる方も多いかもしれません。ですが私の言う慣らし運転とは「初期トラブルを吐き出し済み」ということです。

 

5万キロも走っていれば、いわゆる個体差(製造ムラ)によるトラブルは出きっている場合が多いという見方をします。新車から乗り出して仮に初期トラブルが出てしまったとしても、前オーナーが保証で直してくれている場合が多いからですね。イタリア車だからといって製造ムラが多い、だから個体差で故障しやすいという時代はとっくに終わっていると思いますが、さらに中古で5万キロも走行していればなお個体差のムラも解消されてきている可能性が高くなります。1万キロ程度のブレラは見つけたらラッキーかもしれませんが、走行が少ない分もしかしたら予期せぬ初期トラブルが残っているかもしれません。走行距離に加えてもう一つ見ておきたいのは、

 

  • 定期点検記録簿がついているか
  • ワンオーナー車かどうか

 

になります。定期点検記録簿がついていないとどんなデメリットがあるかというと、

 

  1. 点検された履歴が見れない
  2. しっかりメンテナンスされてきたか分からない
  3. 交換してきた部品が分からない

 

ということになります。可能性として、あなたが選んだブレラは前オーナーに雑に扱われた挙句に高額な修理見積りとなり手放されたかもしれません。エンジンオイルなどメンテナンスとして超基本的なことは定期的に行われてきたのでしょうか。もし交換されていないとしたらエンジンの内部は真っ黒かもしれません。そしてワンオーナー車でないデメリットは、

 

  • 整備履歴がごちゃ混ぜになっている場合がある
  • 整備履歴が追跡できない場合がある
  • オーナーによって乗り方が違ければメンテナンスも違う

 

という点が挙げられます。例えば、今現在ついているワイパーブレードのゴムだって、いつ交換されたか履歴が見れないと困りますよね?バッテリーに関しては、「半年くらい前に交換した」という履歴が残っていれば交換せずそのまま乗れるかもしれません。でも履歴が分からないとそれが新しいのか古いのかが分かりませんよね。なので、とりあえず新品にしておく→余計な費用がかかるという悪循環になってしまいます。

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アルファロメオブレラの納車後の故障を回避する方法とは?

 

アルファブレラを買ったはいいものの、納車されてからすぐ調子が悪くなってしまったということは避けたいですよね。そうなると販売店との関係もなんとなくぎくしゃくしますのであらかじめ予防整備をしておきたいところをご紹介いたします。アルファロメオの場合、特に見ておきたいのがパワーウインドウの動作と後部座席からのガソリン臭です私がディーラーで働いていたころ実際にあった話では、点検で預かっていたアルファブレラのパワーウインドウを上司が動かしたところ、バキ!っという音とともに内部のプラスチックパーツが砕けてしまったことがあります。お客さんのクルマで、もともと劣化していたという点も考慮して修理代は50:50で和解したようですが、そのような例も実際にあるので必ずチェックするようにしてください。

 

後部座席のガソリン臭の原因はフューエルポンプというガソリンをくみ上げるポンプの劣化です。アルファ156、159、ブレラ、スパイダー系は寿命が早い傾向があります。またブレラの場合ほとんど心配はありませんが、エアコンやヘッドライト、オーディオなど動かせるものはすべて動かしてみましょう。この時点で調子が悪そうなものがあれば、直してもらえるかどうかの交渉ができます販売店としてはその日のうちに買ってもらいたいはずなので、こちらのペースで商談を進めることができます。ブレラの場合、エンジン系の消耗品の鬼門であるタイミングベルトという部品の交換が必要ないという恩恵を受けることができます。交換しておきたい消耗部品に関しては、整備履歴があればそれを見ながら販売店の方と相談しながら決めていくことをお勧めします。5万キロ程度のブレラとして、私個人で推奨しておきたい消耗部品の交換は、

 

  • イグニッションモジュール
  • スパークプラグ
  • フロントブレーキパッド(摩耗具合を見て)
  • フロントブレーキパッドセンサー(ブレーキパッドと同時交換推奨)
  • フロントブレーキディスク(摩耗具合を見て)
  • ブローバイホース
  • ヘッドカバーガスケット
  • フューエルフィルター
  • エアフィルター
  • フロントアッパーマウント
  • フロントショックアブソーバー

 

5万キロ毎に同時交換推奨パーツ(同時交換で工賃が節約できるメリット有り)

 

  • タイミングベルトキット
  • ウォーターポンプ
  • サーモスタット
  • カムシャフトセンサー
  • クランクシャフトセンサー

 

という感じになります。この部品が何を意味しているかは最初は分からなくても大丈夫です。

 

「この部品の交換を検討しているのですが。。。」

 

といって販売店の人、もしくは整備士さんに相談してみます。誠意のある販売店であれば相談に乗ってくれるはずです。車種によっては交換が必要ない部品があるので要相談になります。これだけの部品を最初にやってもらうと結構な金額になりますが、結果的に新車当時の燃費に肉薄する性能がよみがえります。外車は金がかかるなあ…と思われる人もいるかもしれませんが、国産車でも実はこれだけの部品を交換するケースは結構あります。あなたのこれまでの車検の整備履歴が残っていればそれを見ていただくと分かると思います。それに購入時にお願いすることによって予算に応じた価格交渉もしやすいです。私も同様の方法で交渉してだいぶサービスしてもらいました。

 

また、国産車と違い欧州車は安価でクオリティの高い社外品を代用するという抜け道があります。欧種ではこの社外品メーカーの価格競争が激しく、安くてクオリティの高い部品が販売されています。近年日本でもグローバル化の影響でそれらの部品を輸入している企業が出てきています。そしてブレラの場合見逃せないのがセレスピードになります。セレスピードの消耗品に関しては『セレスピード故障を防ぐ方法!アルファロメオとの付き合い方』にて詳しく解説していますのでぜひ一度ご覧ください。

 

最後にあなたにお伝えしたいこと

 

アルファロメオブレラの故障させないための購入術についてお伝えしてきました。車は基本的に消耗品の塊です。なので国産車だからお金はかからないとか、輸入車だからお金がかかるということではないです。どんなモノでも手入れをしなければ調子が悪くなるということを念頭に、まずは購入と同時にメンテナンスするという考え方が大切です。

 

何も知らず程度の悪い中古車を掴んでしまってさんざんな目にあってしまった人もいるかもしれません。ですが私たち素人でも最低限の知識さえ味方につけてしまえば怖いものはありません。最初はなんでも分からないものです。でも今はググれば何でも分かってしまう時代ですので、あとはあなたが一歩を踏み出せるかどうかではないでしょうか。良いクルマに出会えることを祈っています。

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